年齢を重ねるとお肌の調子が変わってきたり、体型が変わってきたりと、女性なら誰しもが気になる「年齢」との付き合い方。ずっと若々しい自分でありたい。内面も外見もハリのある自分でいたい。愛する人や好きな人からドキドキされるような美しい女性でいたい。・・・など。
一般的には年齢の数字が若いほど魅力的に捉えられていますが、ピラティス氏が唱える年齢とは=背骨の柔軟さであると言われています。
10代や20代で若くても背骨が固まって動かなければそれは老体であり、反対に60代や70代で背骨が柔軟であればあるほどその人の身体年齢は若い、というもの。
それほど「健康」における背骨の柔軟さは大切に見ることもできるのですね。
背骨が柔らかいとはどのような状態なのでしょうか。
背骨が柔らかい状態とは
よくストレッチをイメージすると、身体を前に倒して前屈をしていたり、脚を大きく開いて開脚をしながら上体を前に倒したり・・・そんなストレッチの様子をよく見かけます。
確かに、そのようなストレッチでお腹周りだったり腰回りの筋肉を伸ばすことはとても大切なのですが、これは背骨が柔軟に動いているというよりも大きな筋肉を伸ばしていることに近いです。
実際に椅子に座って動いてみると感じやすいかもしれません。
座った状態で、腰を垂直に立ててウエストから頭の先までを前方にしならせてみる、反対に後ろに反らせてみる。またウエストから頭の先までを右側にしならせてみる、反対に左側にしならせてみる。
この前方=屈曲、後ろ=伸展、左右=側屈の4方向に背骨を動かしてみると、自分の背骨の柔らかさを感じられるかもしれません。
背骨が固まると何が起こる?
背骨とは身体の中心でバランスをとっています。どこかが固まって動きにくいということは、骨ではなくその周辺の筋肉が固まっていて動きにくくなっているということ、つまり腰回りが固まると腰痛を引き起こしやすくなったり、症状が悪化すると神経系を圧迫して下半身のしびれなど引き起こしたり。また、胸周りが固まると猫背や肩こりに繋がりやすくなる、ウエスト周りが固まると内臓脂肪が付きやすくなる・・・と見た目の変化だけではなく、内側からの不調を引き起こす可能性が十分にあります。
背骨をストレッチする方法
では、背骨を一つ一つ伸ばすにはどのような動きがあるのでしょうか。
今回は「背骨を柔らかくする*ストレッチ6選」をご紹介いたします。床に座っても、椅子に座ってもOK♪
(※早送りをしているので1分弱ぐらいの動画です。)
〜解説〜
①胸椎を前後にのばす
②胸椎を左右にのばす
★ポイント:動かしたいのは胸の周りなので、腰からウエストラインは腹圧をかけて動かないようにキープをする!
③背骨を回旋させる
★ポイント:こちらも動かしたいのは胸の周りなので、お尻の重心はキープ。ウエストラインから捻るように動かす!
④肩と股関節をまわす
★ポイント:四つ這いの姿勢になったら背骨は一直線に伸ばしたままキープ。重心移動をして4つの関節で円を描くように動かす!
⑤背骨を前後にのばす
⑥背骨を大縄跳びのようにまわす
★ポイント:一つ前でストレッチした4つの関節は安定させたまま、頭のてっぺんから尻尾の先までの背骨にスペースを作るようイメージしながら動かす!
まとめ
背骨のストレッチはいかがでしたでしょうか?
「背骨はその人の年齢である」というお話をしましたが、実際ストレッチをしてみると内側からのびた感覚はとても気持ちよいのではないでしょうか。普段、私たちの身体は重力で下へ下へ引っ張られているので自分で引き伸ばすエクササイズをしてあげるととても良いですね。怪我の少ない生活を送るためにも、ぜひ毎日すこしづつ背骨を柔らかくするワークをしていきましょう!
ご質問やご意見等がありましたら、お気軽にフォームよりお問合せください♪